混浴に関連した俳句の例をまとめました。
混浴を含む俳句例
混浴や漁樵声出す茂より/青畝
朝寒の混浴女向うむき/高澤良一
混浴の女岩踏む跣の音/高澤良一
山の蜂見て混浴の二青年/高澤良一
混浴の洗ひ場奔る青蜥蜴/高澤良一
混浴の隅に不作の男たち/三本渓泉
混浴の飄と上がれる赤裸/高澤良一
混浴は熱め折々秋津くる/高澤良一
秋風の百姓の顔混浴す/殿村菟絲子
あと一人来ず混浴の紅葉谷/鷹羽狩行
年寄れば混浴ゆるす薄紅葉/青木重行
混浴の刻ゆるやかに夏木立/山崎秋穂
混浴の真上の大き茂みかな/高澤良一
混浴の肌叩き出て清水のむ/高澤良一
混浴の蜂の来る湯に今一度/高澤良一
混浴の農婦泳げりみどりの夜/下田稔
病葉の降る混浴の隅占めぬ/高澤良一
匂ひ艶よき柚子姫と混浴す/能村登四郎
小春日の混浴となる足湯かな/松村悦子
混浴に夏木を愛づる夫婦もの/高澤良一
俳句例:21句目~
混浴に馴れし湯治や胡麻の花/山田孝子
混浴の五人に秋日あけすけに/高澤良一
混浴の慈母観音に目の遣り場/高澤良一
野に昼月傷負う人ら混浴す/鈴木八駛郎
混浴のずばり入る湯に秋津来る/高澤良一
混浴のアダムがイヴに蜂指さし/高澤良一
混浴の小屋廃れあり梅雨のあめ/石川桂郎
混浴の脱衣場秋津の入り来たる/高澤良一
混浴や玻璃に山百合触れんばかり/川村紫陽