ささげに関連した俳句の例をまとめました。
ささげを含む俳句例
長茄子提ささげなど笊の中/虚子
ささげ干す半畳ほどの荒莚/神蔵器
魂祭種のこされし角小豆かな/かめ
ささげ採る籬のそなたや生駒山/几董
月の夜の十六ささげ湖に出づ/森澄雄
もてゆけと十六ささげともにもぐ/篠原
朝顔や角豆にとどく蔓もつれ/浜田酒堂
白和は飛弾の十六ささげかな/清水基吉
虹の階数段のぼりささげ摘む/藤岡筑邨
ささげ摘む籠を小脇に恵那夕焼/富安風生
ささげ畑あり山荘に住める画家/勝俣泰享
あをあをと十八ささげ茂吉の地/森田公司
国分寺あとにはじけて種ささげ/豊島美代
地に垂るる十六ささげ秋立てり/岩田はつ
大雨の土はねあげしささげもぐ/曾根原泉
手当りに手当りにつむささげかな/上野泰
湖へだつ不二真向にささげ干す/甲賀山村
ささげつむ田舎といへど京近く/松尾いはほ
ささげの莢あばけばパンテオン虚し/竹中宏
ささげ赤し落人らしく平家住む/阿波野青畝
俳句例:21句目~
エプロンの似合ふ女生徒ささげ摘む/森田峠
二つづゝ垂れて十六ささげかな/松本かをる
二三日しては又摘むささげかな/増田手古奈
地について曲りたわめる長ささげ/高浜虚子
摘みに行くささげの赤き遠目かな/高濱虚子
野良よりの帽子にささげ入れ戻る/奥沢竹雨
ありあはすささげにて針まつりけり/河原白朝