寝袋に関連した俳句の例をまとめました。
寝袋を含む俳句例
寝袋に瞠きて聴く虎鶫/岡田貞峰
八月の荒星の下寝袋延べ/友岡子郷
寝袋に体温満ちぬ冬銀河/小川軽舟
寝袋に全天の星涼しかり/佐藤綺峰
寝袋に漂ふ如し良夜かな/荒川文雄
寝袋の中に耳澄む夜の落葉/神田岩
寝袋の中の寝返り明易し/岡部玄治
寝袋の胸に相次ぐ流れ星/勝田房治
新任教師の自転車に寝袋/鈴木清子
秋霖や寝袋に入る山泊り/細野一敏
亀泥鰌わが寝袋も冬眠す/渡辺二三雄
寝袋に顔ひとつづつ天の川/稲田眸子
寝袋をかつぎ黄金週間へ/滝沢伊代次
寝袋を干す寧らぎに仏桑花/小林碧郎
星月夜寝袋の胸閉ぢかねつ/岡田貞峰
霧月夜寝袋の胸閉ぢかねつ/岡田貞峰
駒草や寝袋を干す日の出前/渡辺立男
ねんねこは寝袋母の温み保つ/品川鈴子
寝袋が二つ干されて青蜥蜴/川崎美知子
寝袋に入りて銀河を近うせり/駒津董子
俳句例:21句目~
寝袋に年の夜の星みだれなし/小林碧郎
寝袋に聴く風音や去年今年/望月たかし
寝袋に覚めて待ちをり御来迎/田中子杏
寝袋を出て春暁の富士と逢ふ/荒川文雄
寝袋の声とび交ひて流星追ふ/中山フジ江
寝袋にあこがれる日やちんぐるま/中山純子
寝袋に入りて聴きゐるとらつぐみ/井上佳子
雁を見にゆくと寝袋背負ひたる/瀧澤伊代次