脚立に関連した俳句の例をまとめました。
脚立を含む俳句例
手の範囲脚立の範囲袋掛/山下美典
白火や脚立の裾の水走り/高濱年尾
ロビーにも脚立働く十二月/山田弘子
口ビーにも脚立働く十二月/山田弘子
垂直に虹の脚立つ暮春かな/廣瀬直人
林檎もぐ脚立に半田山臨み/小関忠彦
歳晩の脚立に妻の指図待つ/安居正浩
裏畑の脚立のぼれば盆の過ぐ/神蔵器
剪定のおとやみ脚立たたむ音/西本一都
剪定の脚立の足の掻きし土/波多野爽波
剪定の脚立尺余の雪に挿す/内出ときを
木守柿風にのこして脚立降る/戸恒東人
松手入脚立にラヂオぶらさげて/松本明
林檎もぐ脚立の下にいつも猫/西本一都
林檎園脚立を夕陽あたたむる/高澤良一
林檎摘花脚立の階を一つ下り/清崎敏郎
父の日や脚立の脚に亡父の名/長友砂峰
脚立より下りて地上や秋の雲/根岸善行
脚立より帽子下りくる袋掛/片山由美子
蛇の髭の花を跨ぎて脚立かな/片山草香
俳句例:21句目~
婚の荷へ脚立買ひ足す花ぐもり/吉田紫乃
沖ぼろに夏至の小雨や脚立釣り/増田龍雨
鷽替を脚立押へて見てをりぬ/ふけとしこ
数へ日の乗つてあやふき脚立かな/池田秀水
林檎摘花の脚立寄せ合ひ夫婦老ふ/宮津昭彦
脚立で採るむかごはらはら大菩薩/古沢太穂
ぐらぐらの脚立据ゑては梅をもぐ/上野さち子