滑走路に関連した俳句の例をまとめました。
滑走路を含む俳句例
帷子に白々とある滑走路/糸大八
春光や紙飛行機に滑走路/倉本岬
虹の下猫の死骸と滑走路/三谷昭
大年や灯ゆるめず滑走路/奥坂まや
鳥交る日に一便の滑走路/山川安人
つちふるや島に短き滑走路/中村房子
一本の滑走路ある花野かな/下村梅子
一筋の花野の中の滑走路/工藤吾亦紅
初蝶が一気によぎる滑走路/河野南畦
夏草や海までつづく滑走路/宮下/幸
滑走路に遊ぶ日雀や島日和/木田千女
諸葛菜咲くや知覧の滑走路/中條睦子
露草や島に古りたる滑走路/水見寿男
風になりたる五月の滑走路/植山恂子
麦秋や海に迫り出す滑走路/高橋秀夫
オリオンへ向く大年の滑走路/奧坂まや
滑走路尽きてすぐ海花カンナ/池田秀水
滑走路突き出す湖に蜆掻く/小原ひとし
葦の穂や滑走路昃り吾等帰る/金子兜太
虎杖一本立つ滑走路のほとり/横山白虹
俳句例:21句目~
蚯蚓鳴く大滑走路ひびわれて/山田春生
遥かなる国へ夜長の滑走路/竹中碧水史
湖べりへはしれる鷭や滑走路/水原秋櫻子
滑走路尽きしところに月見草/冨田みのる
陽炎ををんなにとられ滑走路/小島千架子
滑走路尻のごときもの降りて来よ/在/気呂