かたばみの花に関連した俳句の例をまとめました。
かたばみの花を含む俳句例
かたばみの花に波音休暇村/木村蕪城
良寛の桑門の道酢漿草より/高澤良一
かたばみの花の宿にもなりにけり/乙二
かたばみに雨ぴちぴちと雀の子/矢島渚男
かたばみの花大足が踏んで過ぐ/河野友人
かたばみの草に秘めある黄の花/高木晴子
かたばみや古都の果なる小漁港/池上樵人
かたばみや隣家の電話鳴りつづく/谷和子
かたばみを引きのこしたる庭の隅/上村占
かたばみを掃きいぢめたる箒かな/辻桃子
かたばみ草閉ぢ大門の鍵かける/堀田晴子
酢漿草の種の手に飛び顔に飛び/佐藤耶重
酢漿草にとどく子の文妻の文/新谷ひろし
かたばみの花うつほどの雨ならず/竹内素風
かたばみの花の淋しきかぎりかな/高澤良一
かたばみの花の混み合ふ仏通寺/垪和久仁子
かたばみの花より淋し住みわかれ/三橋鷹女
かたばみの黄が喚ぶ詣憶滅びし家/木村蕪城
かたばみが咲いてボンペイ遺跡かな/加藤世津
かたばみを捨てて電話に出でにけり/高澤良一
俳句例:21句目~
かたばみを見てゐる耳のうつくしさ/横山白虹
かたばみの花見るものの無ければ瞰る/高澤良一
まわるまわる黄色いスカートかたばみ咲く/こしのゆみこ