昼花火に関連した俳句の例をまとめました。
昼花火を含む俳句例
先帝祭海底古都へ昼花火/森礼子
大曲平日の日の昼花火/高澤良一
昼花火虻が花粉に眼を汚し/上村占
梨番に梨の天井昼花火/百合山羽公
パステルの紫に黄に昼花火/永井龍男
妻に酒すすめてばかり昼花火/石寒太
妻子病む冬木の空の昼花火/細川加賀
昼花火昔は梨も丸かじり/百合山羽公
昼花火空威張して終りけり/藤田湘子
畦塗にどこかの町の昼花火/相馬遷子
青沼へ音かたぶきて昼花火/西東三鬼
青田にゐて鼓膜の中の昼花火/中拓夫
ポカポカと追打かけて昼花火/高澤良一
人の頸音なく剃るや昼花火/小泉八重子
或る冬の空にとどまる昼花火/柿本多映
昼花火しきりにはぜて脳重き/内藤吐天
昼花火そのまま白き雲になり/渡辺真帆
昼花火見返りつつ人中を出づ/原田種茅
末枯るる今日何の日の昼花火/宮津昭彦
下痢気味の腹にどこかの昼花火/菖蒲あや
俳句例:21句目～
昼花火おろかにあがる蓮咲けり/富安風生
海女の鶏波止にあそべり昼花火/福永耕二
濁つた痰の如く開けり昼花火/田川飛旅子
誰れ彼れの背中のみゆる昼花火/柿本多映
しゆるしゆるとあがるは伊那の昼花火/石寒太
