電波に関連した俳句の例をまとめました。
電波を含む俳句例
森深く烏の遊ぶ電波の日/森田智子
屋上の墓石売場を飛ぶ電波/夏石番矢
病む膝に電波チリチリ霜柱/中村記代
木犀が強き電波を浴びてゐる/攝津幸彦
根の国の電波をさがす三が日/山本千之
永遠の載りし電波がむず痒し/荻野雅彦
白雲は山をはなれて電波の日/岡澤康司
白鳥は億年前から来た電波/高野ムツオ
ブタクサに宇宙の電波飛来せり/桑原三郎
博士等は殺卵電波発明す/オオヒロノリコ
子燕の巣よりのり出す電波の日/池田秀水
布団より足先のぞく電波の日/杉田さだ子
栗畑を抜ける道あり電波の日/藤田あけ烏
汗ばむや電波暗夜をとびみだれ/和田悟朗
電波学校の跡地に雲雀舞降りぬ/楠本節子
音波電波霊波音響N氏UFO論/五島エミ
電波の日つばめ高きにひるがへり/岸風三樓
亡き師恋ふことも電波の日なりけり/館岡沙緻
見えぬもの重んずる日や電波の日/田川飛旅子
電波の日こよなき晴となりにけり/山田みづえ
俳句例:21句目~
電波の日田はひろびろと田植すむ/田川飛旅子
新緑の夜空混み合ふ電波かな/仲寒蝉「海市郵便」
宇宙よりの電波に揺るる罌粟の花/リンズィー、ドゥーグル/J