星明りに関連した俳句の例をまとめました。
星明りを含む俳句例
星明り忽ちしぶく浪頭/中川宋淵
大氷柱崩るゝ音す星明り/藤沢周平
小謡や花に鞍置く星明り/尾崎紅葉
雄鯨の愛の泪や星あかり/堀口星眠
餅搗や臼に精くる星明り/尾崎紅葉
杜父魚の川なる瀬々の星明り/橋本薫
竹の子や身の毛ぞよだつ星明り/吏登
若水や裏戸を出づる星明り/佐藤肋骨
虹鱒は星明りにも逸るなり/佐野良太
行くによし虫の逕の星明り/尾崎紅葉
風除の中にもありし星明り/山田弘子
寝台は星明りシャツを窓に乾す/三谷昭
星明りして光る瀬を鮭のぼる/角田み代
時雨過て又浮漂見ゆ星明り/石島雉子郎
木枯や星明り踏むふたり旅/中村真一郎
からす瓜咲けり籬の星明り/大和田知恵子
なが月の一樹かたむく星明り/柴田白葉女
星明り銀河明りの世ありなん/石井とし夫
水買ってコンビニという星明り/対馬康子
流氷の立ちながら唏く星あかり/鳥居おさむ
俳句例:21句目~
虎河豚のはだら妖しも星あかり/軽部烏帽子
鯛よぎり虎河豚よぎり星あかり/軽部烏帽子
なんばんの葉の星明りかさといふ/長谷川素逝
星あかり驕れる河豚を黄に染むる/軽部烏帽子