「粥柱」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「粥柱」について
【表記】粥柱
【読み方】かゆばしら
【ローマ字読み】kayubashira
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「か」で始まる新年の季語
・「新年の行事」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
粥柱を含む俳句例
丸餅も小豆も好きで粥柱/町春草
失はず来し信条や粥柱/伊東宏晃
粥杖や梨壷の五人打はづし/羅川
喪の家の音微かなり粥柱/吉川千丘
白きもの白きにありて粥柱/坂井建
粥柱しづかに老を養はむ/富安風生
粥柱ひんがしは雪西は雨/寺井谷子
薺の斑つけて大きな粥柱/千原草之
雪山に雪降り重ね粥柱/陣内イサ子
鵯鳴いて相模は晴れぬ粥柱/原石鼎
父のごと老夫いたはり粥柱/杉原竹女
粥杖に冠落ちたる不覚かな/内藤鳴雪
湯気もまた箸に引くなり粥柱/井沢正江
かしこくも粥杖うちぬ狐つき/松瀬青々
粥杖や伊賀の局にたぢろぎし/伊藤松宇
つぶらなる鳥の眼と合ふ粥柱/中戸川朝人
粥柱鳥のつぶらな眼と出合ひ/中戸川朝人
粥杖に逃ぐるふりしてうたれけり/三/敲
粥杖を祝はれし戸に落首かな/安斎桜カイ子