「カーネーション」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「カーネーション」について
【表記】カーネーション
【読み方】かーねーしょん
【ローマ字読み】kaneshon
子季語・関連季語・傍題・類語など
・和蘭石竹（おらんだせきちく：orandasekichiku）
・和蘭撫子（おらんだなでしこ：orandanadeshiko）
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季節による分類
・「か」で始まる夏の季語
・「夏の植物」を表す季語
・「初夏」に分類される季語
月ごとの分類
カーネーションを含む俳句例
カーネーシヨン仏に供へ結婚す/牧野春駒
子は白きカーネーシヨンか手を離れ/林翔
カーネーション赤母の日の母大切/鈴木栄子
カーネーシヨン少年患者に若き母/村山古郷
抱きたるカーネーションや母米寿/安藤立詩
老神父カーネーシヨンを持ち散歩/星野立子
花売女カーネーションを抱き歌ふ/山口青邨
貝殻を敷込む家のカーネーション/高澤良一
カーネーシヨン二人の母に供へけり/山田節子
カーネーシヨン届いてをりし旅帰り/稲畑汀子
カーネーシヨン赤母の日の母大切に/鈴木栄子
一年に二句は母の句カーネーション/山本青壷
七本のカーネーションを病む母へ/青木/秀水
待つ春やカーネーシヨンも淡紅色に/石塚友二
金髪の児の胸白きカーネーシヨン/星野麦丘人
みなしごの保母もカーネーシヨン受けぬ/原洋子
カーネーシヨン看護婦室に溢れたる/磯貝碧蹄館
少年の見て行くカーネーシヨンの鉢/堀之内和子
若き屍紅きカーネーションに覆ひ焼く/内藤吐天
カーネーシヨンのフリル少女期早く過ぎ/嶋田麻紀
俳句例:21句目～
ジプシーの手に萎え赤きカーネーシヨン/嶋田麻紀
母の日の己れに買ふてカーネーシヨン/松沢佐多子
灯を寄せしカーネーシヨンのピンクかな/中村汀女
ケビンいまカーネーシヨンがびびびびと/阿波野青畝
カーネーシヨン籐椅子ならして骨牌とる/長谷川かな女
