「蕪蒸」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「蕪蒸」について
【表記】蕪蒸
【読み方】かぶらむし
【ローマ字読み】kaburamushi
子季語・関連季語・傍題・類語など
–
季節による分類
・「か」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「三冬」に分類される季語
月ごとの分類
蕪蒸を含む俳句例
小人我閑居シテ蕪蒸/後藤兼志
大寺の庇が見えて蕪蒸/大石悦子
天上に吊らるる星よ蕪蒸/宮坂静生
少年の眼鏡くもらす蕪蒸/松本桂子
無事は是貴人といへり蕪蒸/森澄雄
叡山に雲たむろなす蕪蒸し/加藤耕子
四人とはほほゑみの数蕪蒸/都筑智子
大徳に子がゐるといふ蕪蒸/大石悦子
瀬の音の時雨に似たる蕪蒸/角川春樹
蕪蒸し憲吉うつしの赤絵碗/大東晶子
蕪蒸若狭は小橋よりしぐれ/橋本榮治
還暦といふほろ苦き蕪蒸し/根岸善雄
閑談のひとときなりし蕪蒸/浅井青陽子
雪の夜のむかしのごとく蕪蒸/黒田杏子
蕪蒸さだめ嘆けばかぎりなし/神尾久美子
霙るゝや一つづゝ出す蕪蒸し/長谷川かな女
いつのまに曇りし空やかぶらむし/草間時彦
喪服脱ぎ喪ごころふかむ蕪蒸し/鍵和田ゆう子