12月の季語一覧&俳句

12月に使用する季語を一覧にまとめました。

※後半に「十二月」の例句を300句ほどまとめてあります。

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12月の季語:時候

仲冬 / 霜月 / 冬至 / 朔旦冬至 / 節季 / 年の暮 / 数え日 / 年の内 / 行く年 / 小晦日 / 大晦日 / 年惜しむ / 年越 / 年の夜 / 大呂 / 春待つ /

12月の季語:天文

初雪 / 名残の空 /

12月の季語:地理

初氷 /

12月の季語:生活

春着縫う / 餅搗 / 餅配 / 霰餅 / 雪囲 / 墓囲う / 藪巻 / 雪吊 / 畳替 / 甘蔗刈 / 蒟蒻掘る / 藺植う / 流黐 / えり簀編む / 斧仕舞 / 年木樵 / 車蔵う / 歯朶刈 / 年末闘争 / 年末賞与 / 年用意 / 節料物 / 煤払 / 社会鍋 / 掛乞 / 節季候 / 衣配 / 歳暮祝 / 賀状書く / 日記買う / 古日記 / 暦売 / 古暦 / 門松立つ / 注連飾る / 終相場 / 御用納 / 年忘 / 冬休 /

12月の季語:行事

暦の奏 / 豊明節会 / 五節の舞 / 小忌衣 / 日蔭の蔓 / 年越の祓 / 顔見世 / 箕祭 / 髪置 / 袴着 / 帯解 / 事納 / 年の市 / 羽子板市 / 飾売 / 才蔵市 / 正月事始 / 松迎え / 冬至粥 / 柚子湯 / 掃納 / 千葉笑 / 岡見 / 年守る / 年の火 / 世継榾 / 年の宿 / 年の湯 / 晦日蕎麦 / 年取 / 子祭 / 宗像祭 / 天王寺道祖神祭 / 秩父夜祭 / 諸手船神事 / 納の水天宮 / 納の金毘羅 / 義士会 / 春日若宮御祭 / 後日の能 / 終天神 / 神楽 / 里神楽 / 夜神楽 / 遠山の霜月祭 / 花祭 / 竈祓 / 大神宮札配 / 札納 / 松例祭 / 年籠 / 御正忌 / 臘八会 / 鳴滝の大根焚 / 終大師 / 除夜の鐘 / 聖胎節 / クリスマス / 聖ヨハネの日 / 聖家族の日 / 永観忌 / 空也忌 / 貞德忌 / 良弁忌 / 一茶忌 / 近松忌 / 漱石忌 / 石鼎忌 / 横光忌 / 寅彦忌 / 一碧楼忌 /

12月の季語:動物

初鱈 / 初鰤 / 霜月鰈 / 落鱚 /

12月の季語:植物

冬至梅 / ポインセチア / 枇杷の花 / 冬至芽 / 蝦蛄葉仙人掌 / クリスマスローズ / 寒独活 / 甘蔗の花 /

※当記事では【 三冬(11月から1月の全期間で使用可能な季語)】は掲載しておりません。より多くの季語をお探しの場合は、以下のページを御覧ください。
⇒ 三冬を含む冬の季語一覧はこちらをクリック

「十二月」を使用した俳句についてまとめてみました。

季語「十二月」について

【表記】十二月

【読み方】じゅうにがつ

【ローマ字読み】junigatsu

子季語・関連季語・傍題・類語など

季節による分類

・「し」で始まる冬の季語

・「冬の時候」を表す季語

・「仲冬」に分類される季語

十二月を含む俳句例

夜行性獣の闇十二月/森田智子

廂より高き堤や十二月/原石鼎

十二月八日卵黄漲りぬ/原田喬

扉みな父の胸板十二月/澁谷道

御仏の貌美しき十二月/角川春樹

十二月八日靴音消ゆる壁/寺井治

回教の鉄扉の固し十二月/森田峠

十二月八日無冠の星瞬く/竹林仁

鹿苑の松に昼月十二月/石原舟月

鯉運ぶ水美しき十二月/皆川盤水

風の日の雲美しや十二月/有働亨

門前の石蕗に声掛く十二月/原裕

跫音の低きは男十二月/石居康幸

空箱の中に空箱十二月/八染藍子

短冊を包む薄紙十二月/井上康明

十二月八日の朝の厚氷/西谷芳雄

水槽の鮃の上眼十二月/今井誠人

十二月八日の空へ朝雀/川崎展宏

椎の木に凩強し十二月/正岡子規

松隆と樟隆々と十二月/高澤良一

俳句例:21句目~

十二月候文の手紙来し/石川魚子

山上に人の灯を生む十二月/原裕

分銅に光る鱗も十二月/加藤耕子

真近なる山の青空十二月/松村蒼石

磨ぎ水を流す漣十二月/赤松けい子

廃船の深坐りして十二月/秋光泉児

空井戸に青竹の蓋十二月/鷹羽狩行

十二月遁れて坐る落語席/野地新助

絵襖の前に眠れり十二月/飯島晴子

庭師来て風素通りよ十二月/杉本寛

老年の遊び歩きや十二月/遠藤梧逸

臆病な虎を鍛へる十二月/櫂未知子

十二月小筆の増えし硯箱/伊東一升

帯の文仏壇に映ゆ十二月/宮武寒々

一柱の焔めくれて十二月/野澤節子

花束の茎を揃へて十二月/嶋田麻紀

十二月緘じて空中観覧車/松山足羽

蝋涙のはなやぎにをり十二月/原裕

蟷螂の翅まだ青き十二月/高澤良一

城山の錦を今に十二月/深見けん二

俳句例:41句目~

買物のメモ克明に十二月/亀井幸子

身を立てて己が影生む十二月/原裕

身近なる山の青空十二月/松村蒼石

近々と鴉が降りし十二月/斎藤道子

十二月七日の銀座小糠雨/山田閏子

十二月三十日の氷かな/今井杏太郎

部屋中の本を砦に十二月/野木桃花

十二月枯土の家に盲導犬/攝津幸彦

銀座いま枯れない柳十二月/本井英

電飾の胸元もまた十二月/嶋田麻紀

青空を海に拡げて十二月/伊藤通明

風吹けば人皆素顔十二月/上島顕司

鶏を追ふ両手の長さ十二月/角光雄

働いて海目指す水十二月/川崎慶子

十二月鯨の墓に日の当り/山尾玉藻

元禄の雪が雪呼ぶ十二月/河野南畦

十二月八日の昼の物音す/高澤良一

山国へ退りし山や十二月/伊藤通明

十二月洲に白鷺の嘴疲れ/松村蒼石

十二月八日の青い魚買う/鷲見緑郎

俳句例:61句目~

山中に新しき道十二月/和田耕三郎

千羽鶴千の退屈十二月/正木志司子

言問橋川波荒るる十二月/高橋良子

共生の宇宙会議や十二月/國島十雨

十二月八日一生狂はせり/奥てるを

十二月八日同年酌み交はす/森田峠

十二月八日嘴たたくのみ/斎藤梅子

十二月八日微塵の蝶の翅/安藤幸子

十二月八日産声二度起る/萩原麦草

十二月八日百円玉軽し/風間みどり

十二月八日米研ぐ水の音/白川宗道

十二月八日青春欠け初めし/森洋子

喪の旅の日記空白十二月/小林草吾

十二月炎の前に手をかざし/森精一

悠然と鯉の全長十二月/村木海獣子

托鉢僧柱のごとき十二月/浅見優子

村人等酒に舌焼く十二月/有馬朗人

寺山に尾長声張る十二月/和田祥子

松籟に足音のなき十二月/萩原麦草

浅草や異人僧立つ十二月/松山足羽

俳句例:81句目~

十二月いつも後ろに鴉いる/遠藤煌

十二月街頭神を説く処女/福田蓼汀

爪汚す極みの職や十二月/石川桂郎

十二月白鷺の白嫌いです/岡田寿子

玄海の砂噛む波も十二月/清水基吉

天空を白日の歩々十二月/川崎展宏

大鯰焼いて尾州の十二月/斉藤夏風

後厄の危ふかりしが十二月/今井君江

鶏しめて太柱より十二月/小島千架子

鷲老いて胸毛ふかるる十二月/桂信子

黄はたんぽぽ潮岬の十二月/橋本三汀

うしろから大きい何か十二月/山崎聰

原色の花から糶られ十二月/塩崎翠羊

序の幕の稲荷が赤し十二月/鈴木鷹夫

十二月八日味噌汁熱うせよ/桜井博道

川狭くとぎれ流るる十二月/大貫正子

火の中を焔のすすむ十二月/黒田杏子

からまつの下の跫音十二月/小山森生

振り込みの控隠しに十二月/高澤良一

十二月心に留む忌日あり/小島阿具里