「助炭」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「助炭」について
【表記】助炭
【読み方】じょたん
【ローマ字読み】jotan
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「し」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「三冬」に分類される季語
月ごとの分類
助炭を含む俳句例
鈴の屋の厨に白き助炭かな/青木月斗
鉛筆で助炭に書きし覚え書/高浜虚子
よみ歌を一二はりたる助炭哉/松瀬青々
手に取りし助炭の軽さ夜の情/佐藤漾人
窓しめて雪空遠き助炭かな/長谷川春草
老師病む助炭且ての日の如く/和気魯石
うす~と裏に字の透く助炭かな/由井艶子
ぬくもりし助炭の上の置手紙/今井つる女
僧の間に古りし助炭や彼岸寺/冨田みのる
前住の貼りしつくろふ助炭かな/川端茅舎
妻は今日芝居の留守の助炭かな/岡本松浜
尼二人師にまゐらする助炭貼る/穂北燦々
日の障子とても助炭の静けさに/川端茅舎
ねんごろに母のつくろふ助炭かな/佐伯恭介
もてなしの香と知らるゝ助炭かな/井桁蒼水
八つどきの助炭に日さす時雨かな/芝不器男
助炭の画どうやら田舎源氏らし/阿波野青畝
炉を切つてましろき助炭かぶせたり/飴山實
二日ゐてなじめる茶屋の助炭かな/長谷川春草
穴ありて湯気のもれゐる助炭かな/大橋桜坡子