「除虫菊」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「除虫菊」について
【表記】除虫菊
【読み方】じょちゅうぎく
【ローマ字読み】jochugiku
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「し」で始まる夏の季語
・「夏の植物」を表す季語
・「仲夏」に分類される季語
月ごとの分類
除虫菊を含む俳句例
一島の裏表なく除虫菊/宮津昭彦
太陽に午の衰へ除虫菊/飯田蛇笏
蝦夷富士の裾一面の除虫菊/寺手影
除虫菊島山ちかみ艀来る/石川桂郎
この道を馬で太子や除虫菊/下村槐太
まつ白の島又島は除虫菊/和田ふく子
島人のうらみの雨や除虫菊/横関俊雄
一と島は敷く白妙の除虫菊/佐野まもる
灘かけて風かがやけり除虫菊/桑原志朗
無人島なり除虫菊埋めつくす/辰巳秋冬
除虫菊そもそも蚊取り線香は/高澤良一
風通るところにも干し除虫菊/浜/秋邨
真つ白に雨がふるなり除虫菊/楠部九二緒
除虫菊とは思はずに見つつ来し/稲畑汀子
双の掌をこぼれ干さるゝ除虫菊/佐野まもる
除虫菊刈るも運ぶもみなをみな/喜多村南草子