「五日」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「五日」について
【表記】五日
【読み方】いつか
【ローマ字読み】itsuka
子季語・関連季語・傍題・類語など
・牛日(ぎゅうじつ:gyujitsu)
–
季節による分類
・「い」で始まる新年の季語
・「新年の時候」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
五日を含む俳句例
山始五日遊べば脚弱り/檜尾時夫
五日はや働着なり夕みぞれ/及川貞
食積に覆ひし布も五日ごろ/原石鼎
小湊や五日の磯のうつせ貝/石塚友二
貝塚に吾等五日の声こぼす/岡井省二
五日まだ賀状整理に更くる妻/水島濤子
入浴の許可畏みて五日かな/八木林之助
水仙にかかる埃も五日かな/松本たかし
きらめける藪美しき五日かな/今井つる女
五日かななめらかにまた速かに/石塚友二
数の子の味濃くなりし五日かな/竹内千花
松籟の不断といへど五日かな/篠田悌二郎
何時となく常に戻りて五日かな/和田うた江
御所出でてうたふ通り名五日なり/大東晶子
濡れ和紙の無垢が吸ひゐる五日の陽/菅井青宵
一月五日は佛の日である/すいせん/荻原井泉水