「初扇」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「初扇」について
【表記】初扇
【読み方】はつおうぎ
【ローマ字読み】hatsuogi
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「は」で始まる新年の季語
・「新年の生活」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
初扇を含む俳句例
初扇安鉱泉に遊びけり/鈴木花蓑
初扇白何遍も白きかな/後藤立夫
並びなき雪の舞手や初扇/長谷川櫂
手にとりて心軽しや初扇/高濱年尾
胸像の陰なる女医が初扇/宮武寒々
初扇もつ頃いつもこの会議/山内山彦
初扇局女中の如くして/長谷川かな女
初扇転じたる目の花を恋ふ/菅原鬨也
挨拶の陳腐なれども初扇/阿波野青畝
旧交のはじめ覚えず初扇/赤松ケイ子
鎌倉に巫女を見し日の初扇/鈴木鷹夫
鎌倉の香のしみ入る初扇/小林喜一郎
かんばせにさざめく翳や初扇/下村梅子
目立たざるやうに使ひて初扇/山田弘子
艶隠の寺縁にかけて初扇/長谷川かな女
初扇かはせみの句のひらかれし/百合山羽公