「掃納」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「掃納」について
【表記】掃納
【読み方】はきおさめ
【ローマ字読み】hakiosame
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「は」で始まる冬の季語
・「冬の行事」を表す季語
・「仲冬」に分類される季語
月ごとの分類
掃納を含む俳句例
灯多き中に影して掃納む/篠原
傾きし南天くゝり掃納/馬場迪子
塵取に今年の塵や掃納/泥谷竹舟
掃納して一時を坐しにけり/篠原
掃納して美しき夜の宿/高浜虚子
掃納めて常の如くに置く机/篠原
燈台の螺旋階段掃納む/高橋紀代
男手に何か淋しく掃納/山本呂門
人通り絶えざる門を掃納/中島曾城
掃納めしたり静かに床のべよ/林翔
掃納帚のちりも払ひけり/三木清子
味噌倉の一つ一つを掃納む/水田清子
地球儀を一と拭ひして掃納/須川洋子
はろ~と啼きつぐ鶏や掃納/佐野青陽人
我どこに居ても邪魔な身掃納/中山勝仁
掃納め門燈くらく思ひけり/高橋淡路女
消しゴムの消屑をわが掃納め/鷹羽狩行
茶袋のこぼれくすべぬ掃納め/富田木歩
裏山のにはかに暮るる掃納/中村智恵子
触れて響く馬橇の鈴や掃納/鳥羽とほる
俳句例:21句目~
風邪患者いたはり帰し掃納め/瀧澤伊代次
起き臥しの一と間どころを掃納め/富安風生