「御用納」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「御用納」について
【表記】御用納
【読み方】ごようおさめ
【ローマ字読み】goyoosame
子季語・関連季語・傍題・類語など
・御用終(ごようじまい:goyojimai)
・仕事納(しごとおさめ:shigotosame)
–
季節による分類
・「こ」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「仲冬」に分類される季語
月ごとの分類
御用納を含む俳句例
茸山の仕事納の一焚火/杉艸子
煙吐く御用納の煙出し/山口青邨
古筆も洗ひて御用納かな/山県瓜青
夕焼の真赤に御用納かな/藺草慶子
庁門を鎖して御用納かな/川島奇北
真顔して御用納の昼の酒/澤木欣一
東京に出でゆく御用納の日/高澤良一
白湯呑んで仕事納めの筆硯/佐藤素人
薔薇園の仕事納めの大焚火/原田青児
ひねもすを御用納の大焚火/今井つる女
人ごとの御用納の日となれり/高澤良一
兎も角も御用納に漕ぎつけし/松山一雪
御用納憎つくき鼠捕へたり/松倉ゆずる
町医者に御用納の日とてなく/一宮十鳩
俳話にて仕事納めを括りけり/本杉桃林
山仕事納め大師のその日まで/大島民郎
野点めく仕事納めの日雇ら/北野石竜子
居ながらに鳴子綱引く納屋仕事/片岡紫舟
早春やすこしばかりの納屋仕事/小杉余子
御用仕舞芝生の日ざし澄みにけり/富田野守