「土用鰻」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「土用鰻」について
【表記】土用鰻
【読み方】どよううなぎ
【ローマ字読み】doyounagi
子季語・関連季語・傍題・類語など
・土用丑の日の鰻(どようのうしのひのうなぎ:doyonoshinohinonagi)
・鰻の日(うなぎのひ:unaginohi)
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季節による分類
・「と」で始まる夏の季語
・「夏の生活」を表す季語
・「晩夏」に分類される季語
月ごとの分類
土用鰻を含む俳句例
病室へ土用鰻の御用聞/開田華羽
黍青く生簀に土用鰻あり/瀧春一
籠のまま土用鰻の到来す/亀井糸游
上背ある次男と土用鰻食ぶ/高澤良一
土用鰻うの字大きく紺暖簾/蕪木啓子
土用鰻劉寒吉の歌と待つ/八木林之助
店長の売り声もして土用鰻/中沢菊絵
渓流に土用鰻を活かしをり/高澤良一
ぞろぞろと土用鰻を食べにゆく/見学玄
ルンペンの土用鰻香風まかせ/平畑静塔
土用鰻焼いて古利根けぶらせり/瀧春一
家長われ土用鰻の折提げて/山崎ひさを
遣り過す土用鰻といふものも/石塚友二
やりすごす土用鰻といふものも/石塚友二
土用鰻今日受難日と思ふべし/法本フミ女
土用鰻店ぢゅう水を流しをり/阿波野青畝
土用鰻息子を呼んで食はせけり/草間時彦
まだ逃げるつもりの土用鰻かな/伊藤伊那男
暁の灯に土用鰻の荷をつくる/中野/貴美子
土用うなぎ家族ぐるみの夜となれり/中島宗々子
俳句例:21句目~
土用うなぎ冷戦に要るエネルギー/かとうさきこ