「土用蜆」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「土用蜆」について
【表記】土用蜆
【読み方】どようしじみ
【ローマ字読み】doyoshijimi
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「と」で始まる夏の季語
・「夏の生活」を表す季語
・「晩夏」に分類される季語
月ごとの分類
土用蜆を含む俳句例
十三湖土用蜆の濁りあり/矢島渚男
土用蜆廚は水の匂ひかな/成瀬松濤
振り声も土用蜆や明石町/小坂順子
水亭の一椀土用蜆かな/阿波野青畝
人々に土用蜆のよろこばる/青山友枝
小人閑居土用蜆の小粒なる/井桁衣子
屑売りぬ土用蜆の代価ほど/風間ゆき
朝の湖濁して土用蜆掻く/玉木春の泥
離乳食土用蜆の上ずみを/遠藤アサ子
乾く地へ土用蜆の笊おろす/赤尾冨美子
土用蜆掻き揚げ小舟傾ぐほど/清水武子
土用蜆父母訪ふ朝に掬ひけり/篠田悦子
更けてより土用蜆の配られし/岩田昌寿
喪がつづき土用蜆の水を張る/宮地れい子
土用蜆母へも少し買ひにけり/星野麦丘人
じやらじやらと銭の音たて土用蜆/木田千女
土用蜆地下の売場を濡らしけり/蓬田紀枝子