季語/草石蚕(ちょろぎ)を使った俳句

「草石蚕」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「草石蚕」について

【表記】草石蚕

【読み方】ちょろぎ

【ローマ字読み】chorogi

子季語・関連季語・傍題・類語など

季節による分類

・「ち」で始まる夏の季語

・「夏の植物」を表す季語

・「晩夏」に分類される季語

月ごとの分類

7月の季語

草石蚕を含む俳句例

草石蚕やねずみの穴に紙かつて/宮坂静生

紅紫蘇の色に漬かれる草石蚕かな/菅原師竹

草石蚕かむや柱も床もかがやいて/白澤良子

草石蚕といふ夕あかりたまひけり/岡井省二

草石蚕といふ字何度も引いてみる/角川照子

草石蚕濃しぢぢが食べばばが食べ/石川辛夷

退屈な猫に嗅がせて草石蚕かな/ふけとしこ

取箸やちよろぎを添へて末の子も/大日向洋

いと濃かる草石蚕の紅の三つあり/杉戸由紀子

草石蚕紅濃しぢぢが食べばばが食べ/石川辛夷

あらたまの百合根は甘しちよろぎ酸し/辻桃子

とりわけしちょろぎの紅に箸つけず/二木倭文夫

ねぢれたるちよろぎを噛める前歯かな/草間時彦

再会の素つ気なかりし草石蚕かな/平沢陽子「茫茫」