「愛鳥週間」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「愛鳥週間」について
【表記】愛鳥週間
【読み方】あいちょうしゅうかん
【ローマ字読み】aichoshukan
子季語・関連季語・傍題・類語など
・バードウィーク(ばーどうぃーく:badoiku)
・バードデー(ばーどでー:badode)
・愛鳥日(あいちょうび:aichobi)
・鳥の日(とりのひ:torinohi)
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季節による分類
・「あ」で始まる夏の季語
・「夏の行事」を表す季語
・「初夏」に分類される季語
月ごとの分類
愛鳥週間を含む俳句例
襟足が野路に清しき愛鳥日/岡部豊
毎日がわが愛鳥日粒餌まく/西川藤江
別れ霜愛鳥の日を一刷す/百合山羽公
庭雀日すがら去らず愛鳥日/加古宗也
愛鳥の週に繩取る初鵜飼/百合山羽公
籠鳥のよはひ指折り愛鳥日/皆吉爽雨
愛鳥日まだ封切らぬ映画あり/皆吉司
鳥籠にあふるる京菜愛鳥日/河口白涯
愛鳥日鵯のだみ声憎からず/安田晃子
どの鳥も虫くはへ飛ぶ愛鳥日/島崎秀風
千羽憂し愛鳥の日の籠目鶏/百合山羽公
庭先に図鑑持ち出す愛鳥日/松沢佐多子
愛鳥の日なる風樹を二階より/皆吉爽雨
愛鳥の週に最たる駝鳥立つ/百合山羽公
羽を摶てと光れる川瀬愛鳥日/亀井糸游
愛鳥日笛とし抜けば穂立ある/依光陽子
愛鳥週間人も緑にまみれゐて/角田独峰
街にして道をせきれい愛鳥日/皆吉爽雨
鵜の山の巣に愛鳥日来りけり/岩崎照子
一巣箱バードウィーク始まりし/森田峠
俳句例:21句目~
鉛筆を耳にはさみて鳥の日よ/宮坂静生
立つてゐる象のかなしき愛鳥日/依光陽子
愛鳥週間手を差しあげて鳩放つ/尾形嘉城
ベランダを好みて雀愛鳥日/石垣青そう子
愛鳥の週のはじめの煙雨かな/能村登四郎
バード/デー風音のみの雑木山/永井敦子
晩学の図鑑手にしてバードデイ/小野桃水
鴉のみ跳梁のわがバード/デー/石崎素秋
愛鳥日の孔雀に影を踏まれをり/桂樟蹊子
愛鳥日巣箱かゝりあひなく過ぎし/福岡南鄰
バード/ウィーク湖の際まで深緑/鷹羽狩行
バード/デー古代住居に人の声/石川千鶴子
愛鳥週間をんな同志のよく喋り/成瀬櫻桃子
鳥の日の鳥語さやかに晴れわたり/阿野眉雲
バードウィーク日溜まりの猫安らけく/安西篤
バードウィーク絨氈赤く干されたる/対馬康子
バードデー日ねもす樅が椋鳥こぼす/松下匠村
握手の手離してくれずバードーデイ/渡辺淳子
バードウィーク女同志のよく喋り/成瀬櫻桃子
バードウイーク鸚鵡と語りパン頒つ/加藤温流
俳句例:41句目~
バードウィーク餌台に餌を大盛りに/福原千枝子
バードウィークラジオといずれ鳥の声/安井信朗
バードウイーク森のみどりに染まるべく/高澤良一
バードウィークをんな同志のよく喋り/成瀬櫻桃子
バードウイークをんな同志のよく喋舌り/成瀬櫻桃子