「獏枕」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「獏枕」について
【表記】獏枕
【読み方】ばくまくら
【ローマ字読み】bakumakura
子季語・関連季語・傍題・類語など
・獏の枕(ばくのまくら:bakunomakura)
・獏の札(ばくのふだ:bakunofuda)
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季節による分類
・「は」で始まる新年の季語
・「新年の生活」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
獏枕を含む俳句例
因はれの銀河系中獏枕/三橋敏雄
うつゝなき妹が笑ひや獏枕/松瀬青々
もどきの絵一枚敷きて獏枕/矢島久栄
三途の川渡りそこねし獏枕/鈴木智子
世の流れ変るともなく獏枕/平川常迺
夫が手の確かめにくる獏枕/大石悦子
空ごとと思へど捨てず獏枕/佐藤紅緑
こんこんと親子の眠り獏枕/高橋淡路女
獏枕妻より子より早寝して/大久保白村
獏枕子のよき夢をつゆ知らず/赤尾兜子
なか~に寐つきかねたる獏枕/高橋淡路女
思ふことある身なりけり獏枕/高橋淡路女
獏枕なみのりふねの音聞かな/窪田佳津子
獏枕わりなきなかのおとろへず/飯田蛇笏