「飾納」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「飾納」について
【表記】飾納
【読み方】かざりおさめ
【ローマ字読み】kazariosame
子季語・関連季語・傍題・類語など
・注連飾取る(しめかざりとる:shimekazaritoru)
・注連取る(しめとる:shimetoru)
・飾取る(かざりとる:kazaritoru)
・飾卸し(かざりおろし:kazarioroshi)
・お飾こわし(おかざりこわし:okazarikowashi)
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季節による分類
・「か」で始まる新年の季語
・「新年の生活」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
飾納を含む俳句例
氏神へ飾納の老夫婦/杉山木川
霰して納め遅れの飾かな/石田勝彦
一切の飾納めて冴ゆるかな/赤尾恵以
杉暗く飾納めの人につづく/阿片瓢郎
雨ながら飾納めに川辺まで/芦立繊子
妓の部屋の繭玉のこし飾取る/佐賀白梅
旅立ちし子の自転車の飾取る/幡野淳子
音たてて鎖して飾を取りし門/井沢正江
蜘蛛の糸はや煤づける注連納/山本村家
注連とりてことに鶏の目夕景色/飯田龍太
飾納めてさびしき雪となれりけり/徳永山冬子