「飾海老」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「飾海老」について
【表記】飾海老
【読み方】かざりえび
【ローマ字読み】kazariebi
子季語・関連季語・傍題・類語など
・海老飾る(えびかざる:ebikazaru)
・伊勢海老飾る(いせえびかざる:isebikazaru)
・鎌倉海老飾る(かまくらえびかざる:kamakuraebikazaru)
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季節による分類
・「か」で始まる新年の季語
・「新年の生活」を表す季語
・「新年」に分類される季語
月ごとの分類
飾海老を含む俳句例
四捨五入して七十の飾海老/梅田男
橙を抱く肱張りて飾海老/富安風生
鬚はねて太長し飾海老/松本たかし
浜宿の床に過ぎたる飾海老/山崎雪嶺
飾海老四海の春を湛へけり/吉田冬葉
橙を抱く肱張りて飾り海老/富安風生
飾海老置くや家紋のど真ん中/大石悦子
娘手離す決意の年の飾り海老/吉田紫乃
鎌倉の海いろ澄まし飾り海老/久米正雄
飾海老ひんがしへ向け安房の端/木村蕪城
飾海老日出づる国のめでたけれ/野村喜舟
飾海老髭を大事に売られけり/佐藤惠美子
睨まれて髭の折れたる飾り海老/安斉君子
伊勢といふ字のさながらに飾海老/鷹羽狩行
飾り海老ばかり売る店華やげり/町田しげき
老いとはかく鬚しなやかな飾海老/能村登四郎
老いし身に喜の字づくめや飾り海老/友常玲泉子