「冬林檎」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「冬林檎」について
【表記】冬林檎
【読み方】ふゆりんご
【ローマ字読み】fuyuringo
子季語・関連季語・傍題・類語など
・寒林檎(かんりんご:kanringo)
–
季節による分類
・「ふ」で始まる冬の季語
・「冬の植物」を表す季語
・「三冬」に分類される季語
月ごとの分類
冬林檎を含む俳句例
俎を傷つけて割る冬林檎/今瀬剛一
思慮深し鏡の中の冬林檎/大竹広樹
あかあかと柩の底に冬林檎/藺草慶子
不平あらば壁に擲て寒林檎/日野草城
二番目の孫は女よ冬林檎/小俣由とり
冬林檎宇宙ひろがる話して/鎌倉佐弓
窓にいま太陽生まる冬林檎/花谷和子
まつさらな空がいちまい冬林檎/市原光子
冬りんご海の向かふに海のあり/大森理恵
冬林檎生きかへり来し笑らしき/小池文子
指燃えて磨る冬りんご夫看とる/飯田晴子
病者あれば小さき幸欲し冬林檎/巌谷小波
いのち愛し遮二無二啜る冬りんご/原田青児
刃をあててかがやきが増す冬林檎/今瀬剛一
実の緊まりよき冬林檎真二つに/橘川まもる
愛するためふたつ眼をもつ冬林檎/寺田京子