「狸罠」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「狸罠」について
【表記】狸罠
【読み方】たぬきわな
【ローマ字読み】tanukiwana
子季語・関連季語・傍題・類語など
・狸狩(たぬきがり:tanukigari)
–
季節による分類
・「た」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「三冬」に分類される季語
月ごとの分類
狸罠を含む俳句例
狐罠狸罠あり異らず/細川加賀
大江山生野の道の狸罠/富安風生
消防士非番の狸罠かくる/富永花鳥
狸罠燈台の灯の淡く過ぎ/斎藤梅子
狸罠見回りに持つ棒一本/橋本榮治
返したる足跡のあり狸罠/金川晃山
人間に見えてをりけり狸罠/茨木和生
狸罠かけて後生も願はざる/清原枴童
狸罠掛かりし酒に招かるゝ/渡辺流萍
逃げてゐてくれし狸や狸罠/鶴丸白路
狸罠仕掛けて忘れ逝きにけり/和湖長六
狸罠見について行く頬かむり/中村春逸
風が抜ける狸かからぬ狸罠/成瀬櫻桃子
狸罠かけてそしらぬ顔をして/赤沼山舟生