「兎狩」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「兎狩」について
【表記】兎狩
【読み方】うさぎがり
【ローマ字読み】usagigari
子季語・関連季語・傍題・類語など
・兎網(うさぎあみ:usagiami)
・兎罠(うさぎわな:usagiwana)
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季節による分類
・「う」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「三冬」に分類される季語
月ごとの分類
兎狩を含む俳句例
一揆塚野をほうほうと兎狩/中拓夫
兎狩する頃合の雪降りし/居附稲声
兎狩枯木枯枝鳴らしつゝ/西沢破風
兎狩隣の国も山ばかり/大峯あきら
勃海に傾ける野の兎狩り/石田波郷
城内に兎狩する枯野かな/野村泊月
少年の夜々の夢なる兎狩/石塚友二
渤海に傾ける野の兎狩り/石田波郷
しぐるゝや笹原もどる兎狩/寺田寅彦
学校をからつぽにして兎狩/茨木和生
兎狩すみたる牧の扉を閉めて/佐藤念腹
兎狩ふたたび牡丹雪となる/依田由基人
臍の緒を母屋にしまひ兎狩る/大石雄鬼
躍る胸持ちてありし日の兎狩/小木ひろ子
寺の障子の近くへ兎狩り立てし/廣江八重櫻
山の兎狩りおろす湖の氷かな/菅原師竹句集