「甘蔗刈」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「甘蔗刈」について
【表記】甘蔗刈
【読み方】かんしょかり/きびかり
【ローマ字読み】kanshokari
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「か」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「仲冬」に分類される季語
月ごとの分類
甘蔗刈を含む俳句例
大鎌を荒使ひして甘蔗刈る/塩川雄三
紅型のいろの夕焼甘蔗刈る/中尾杏子
雲湧くへ白被り出て甘蔗刈/荒井正隆
左右の海展くるところ甘蔗刈/中島南北
甘蔗刈りの人夕焼に並びけり/諸石虎城
甘蔗刈りひきずつてくる道埃/白石峰子
甘蔗刈る遠見の人にのみ日ある/佃資夫
甘蔗刈つて赤土の丘現はるる/田上さき子
甘蔗刈るや島の陽炎はずみ出す/矢野野暮
甘蔗刈るや雲低くおく島の果/つじ加代子
甘蔗刈る夕映えなかき海を背に/井関昌子
基地にはさまれしこの村甘蔗刈る/岩崎照子
甘蔗刈つて一島低くなるごとし/元吉竹瓶子
甘蔗刈りの手斧に夕日とどまれり/島袋常星
甘蔗畑刈りつくされて起伏なし/深見けん二
甘蔗刈りの唄さざめきや甘蔗へだて/千代田葛彦