「被布」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「被布」について
【表記】被布
【読み方】ひふ
【ローマ字読み】hifu
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「ひ」で始まる冬の季語
・「冬の生活」を表す季語
・「三冬」に分類される季語
月ごとの分類
被布を含む俳句例
夕霰冥府の母に被布やらむ/関戸靖子
被布暮し山寺暮し変りなし/山口笙堂
紫の被布をこのみて老にけり/池田歌子
美しき老刀自なりし被布艶に/高浜虚子
言いはず触れず女の被布の前/石塚友二
悲喜何れにも著る被布の一帳羅/山口笙堂
被布を召す毎朝といふ剃髪に/赤松けい子
被布を着し姉を思ふや姉の忌に/吉本虚林
被布を着し嫂と寺を立ち出づる/村山古郷
被布を著て全く老いし母なりし/木村子瓢
老僧といつしか云はれ被布似合ふ/獅子谷如是
被布を着てかなしきことを言ひて去る/日野虚人