「蔓梅擬」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「蔓梅擬」について
【表記】蔓梅擬
【読み方】つるうめもどき
【ローマ字読み】tsurumemodoki
子季語・関連季語・傍題・類語など
・つるもどき(つるもどき:tsurumodoki)
・蔓落霜紅(つるうめもどき:tsurumemodoki_)
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季節による分類
・「つ」で始まる秋の季語
・「秋の植物」を表す季語
・「晩秋」に分類される季語
月ごとの分類
蔓梅擬を含む俳句例
黄の赤に弾けて蔓梅擬かな/宿理菊香
冬山や何に赤かる蔓もどき/松根東洋城
実を割りて蔓梅擬華やぎぬ/日隈/翠香
蔓もどき情はもつれ易きかな/高濱虚子
蔓梅擬山彦つれて山の子ら/古賀まり子
象谷やここだもありし蔓もどき/森澄雄
霧ひらく山径にして蔓もどき/臼田亜浪
溪水に雨つゆ滴るつるもどき/飯田蛇笏
しがらみの杖曳く坂に蔓もどき/羽田岳水
しぐるるもまた好日の蔓もどき/斉藤美規
天に雪嶺路のおどろに蔓もどき/石原八束
寺町にけふの足る日の蔓もどき/藤村克明
蔓うめもどき雪と交はる山中に/村越化石
谿枯れてこだまとどめず蔓もどき/有働亨
雪中に打てばとび散る蔓もどき/飯田龍太
栄もなく林窶るゝつるもどき/篠田悌二郎
うめもどき蔓うめもどき姉ふたり/小林篤子
活けられて美濃の菓子屋に蔓もどき/森澄雄
雪折やひとすぢわたる蔓もどき/水原秋桜子