「世阿弥忌」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「世阿弥忌」について
【表記】世阿弥忌
【読み方】ぜあみき
【ローマ字読み】zeamiki
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「せ」で始まる秋の季語
・「秋の行事」を表す季語
・「仲秋」に分類される季語
月ごとの分類
世阿弥忌を含む俳句例
世阿弥忌の乾びはじめし姿鮓/辻桃子
世阿弥忌の月白明り竹の奥/佐野美智
世阿弥忌のいづれの幹の法師蝉/森澄雄
世阿弥忌の枝のさきざき百日紅/脇村徳
鐵骨の函から日の出世阿弥の忌/竹中宏
世阿弥忌の天の水を見てゐたり/岡井省二
世阿弥忌の松に虫喰ひはじまりぬ/大牧広
世阿弥忌の白を尽せる瀧なりし/松尾隆信
世阿弥忌の腸鳴りの一度ならず/藤田湘子
天の川ほのと淵ある世阿弥の忌/津川志津
世阿弥忌の佐渡につどひぬ夕焼雲/高橋睦郎
世阿弥忌の花なき花瓶置いてある/藤岡筑邨
声太きをんなの電話世阿弥の忌/秋山巳之流
読むたびに意の改まり世阿弥の忌/鷹羽狩行
逆波の白む世阿弥の忌なりけり/三田きえ子
音ひそめゐて急流や世阿弥の忌/鷲谷七菜子
世阿弥忌や踊子あつけらかんと脱ぎ/石井みや
白砂拾ふともなく浜へ世阿弥の忌/上田日差子