「ちんぐるま」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「ちんぐるま」について
【表記】ちんぐるま
【読み方】ちんぐるま
【ローマ字読み】chinguruma
子季語・関連季語・傍題・類語など
–
季節による分類
・「ち」で始まる夏の季語
・「夏の植物」を表す季語
・「晩夏」に分類される季語
月ごとの分類
ちんぐるまを含む俳句例
蹠に雪渓にじむちんぐるま/前田鶴子
禽翔ちし風に絮とぶちんぐるま/原柯城
ちんぐるま霧の行方になびきをり/島汀子
霧ぬれの髪の強ばるちんぐるま/稲生正子
ちんぐるますでにほほけつ地獄口/澤田緑生
ちんぐるまをのゝく風に夏スキー/山岸治子
ちんぐるま一日声に遇はざりき/猪俣千代子
ちんぐるま湿原登路失せやすし/水原秋櫻子
ちんぐるま飛騨の夕日に絮もえて/村上光子
夕づきて湧く霧迅しちんぐるま/大森三保子
狭き額に憂き日あつめぬちんぐるま/岸田稚
登り来て風の甘さやちんぐるま/折口/敬子
ちんぐるま掌にむらさきの日暮れあり/菅野梢
ちんぐるま群れ咲き白き風となる/大高/時子
ちんぐるま露りんりんとわれを待つ/杉山岳陽
蔵王嶺の雲を阿弥陀にちんぐるま/国井/忠志
霧に現れ霧にうするるちんぐるま/落合伊津夫
ちんぐるまざわめき霧の生まるるか/伊藤いと子
ちんぐるま風をまはして穂となりぬ/鎌田八重子
縞栗鼠の跳ねてはゆらぐちんぐるま/行廣すみ女