「瓢の花」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「瓢の花」について
【表記】瓢の花
【読み方】ひさごのはな
【ローマ字読み】hisagonohana
子季語・関連季語・傍題・類語など
・ふくべの花(ふくべのはな:fukubenohana)
・瓢箪の花(ひょうたんのはな:hyotannohana)
・花瓢(はなひさご:hanahisago)
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季節による分類
・「ひ」で始まる夏の季語
・「夏の植物」を表す季語
・「晩夏」に分類される季語
月ごとの分類
瓢の花を含む俳句例
美濃の雲圧しくる宵や花瓢/林翔
瓢箪の花等類を好みけり/高澤良一
花瓢夜涼到ると思ふかな/後藤夜半
ともしびを瓢の花に向けにけり/千止
傘立に織子の傘や花ひさご/木村蕪城
夕づつやいよいよ白く花ひさご/飴山実
夕富士の消ぬべくありぬ花瓢/勝又一透
母と子に瓢の花のつくる闇/大野木秋霖
瓢箪の花にひともす逮夜かな/飯田蛇笏
花ひさご小さき気嫌の波郷先生/岸田稚
花瓢窓にいさゝか繭を干す/岡本癖三酔
花ふくべ今日の尼様艶なこと/宮野寸青
瓢箪の花に風吹く黄帷子かな/岡本癖三酔
ロンドンの瓢の花のたよりせよ/夏井いつき
花ひさご機屋ひそかになりにけり/北浦幸子