季語/糸瓜の花（へちまのはな）を使った俳句

「糸瓜の花」を使用した俳句についてまとめてみました。

季語「糸瓜の花」について

【表記】糸瓜の花

【読み方】へちまのはな

【ローマ字読み】hechimanohana

・花糸瓜（はなへちま：hanahechima）

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・「へ」で始まる夏の季語

・「夏の植物」を表す季語

・「晩夏」に分類される季語

昼月や棚をいろどる花糸瓜/芝田緑光

病閑に糸瓜の花の落つる昼/子規句集

高階の木箱に育つ花糸瓜/房川喜三男

糸瓜咲き湖畔人形遣ひ病む/宮武寒々

高きより糸瓜花上ぐ煉瓦館/中西舗土

掘りためし箱の蚯蚓や花糸瓜/西村雪人

栗飯や糸瓜の花の黄なるあり/子規句集

糸瓜の花に飲食涙あたたかし/金子皆子

吾子に来し週番日誌糸瓜咲く/中根美保

糸瓜咲く庭に暫く待たされし/伊東柳吟

さらし井や糸瓜の花に水を打つ/松瀬青々

ポカポカと雲浮く屋根の花糸瓜/富田木歩

花糸瓜揃ひのむつき干すもあり/香西照雄

糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな/正岡子規

糸瓜咲くやいつしか柿の梢まで/小澤碧童