「胡瓜の花」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「胡瓜の花」について
【表記】胡瓜の花
【読み方】きゅうりのはな
【ローマ字読み】kyurinohana
子季語・関連季語・傍題・類語など
・花胡瓜(はなきゅうり:hanakyuri)
–
季節による分類
・「き」で始まる夏の季語
・「夏の植物」を表す季語
・「初夏」に分類される季語
月ごとの分類
胡瓜の花を含む俳句例
潮風に雲流れゆく花胡瓜/千原満恵
積石に沈みし蛇や花胡瓜/中村若沙
遠蛙きく丘の上の花胡瓜/三好達治
坪庭に蔓を這はせて花胡瓜/藤原照子
家々の入江に沿ひし花胡瓜/上原はる
潺々と胡瓜の花のこなみぢん/松澤昭
燈台を守る菜園の胡瓜咲く/山本満義
職退きて土に親しむ花胡瓜/蕪木啓子
花胡瓜次々咲いて夢ふふむ/熊倉陽子
国境の辺り胡瓜の花ざかり/井上たか女
白や温室つくりの胡瓜の花と/田中冬二
花胡瓜指先ほどの実をつけて/福川悠子
はじめての家庭菜園胡瓜咲く/小俣由とり
地境の石に角なく胡瓜咲く/長谷川かな女
生き得たる四十九年や胡瓜咲く/日野草城
花胡瓜ここにもひそと母子家庭/原田冬水
草がめの葉よりも青し花胡瓜/加賀谷凡秋
面影やいつしか胡瓜咲く日なり/和田悟朗
朝戸出の影すがすがと胡瓜咲く/金尾梅の門
たしかなにか忘れてゐるに胡瓜咲く/上田五千石