季語/夜盗虫(よとう)を使った俳句

「夜盗虫」を使用した俳句についてまとめてみました。

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季語「夜盗虫」について

【表記】夜盗虫

【読み方】よとう

【ローマ字読み】yoto

子季語・関連季語・傍題・類語など

・やとう(やとう:yato)

季節による分類

・「よ」で始まる夏の季語

・「夏の動物」を表す季語

・「三夏」に分類される季語

月ごとの分類

5月の季語

6月の季語

7月の季語

夜盗虫を含む俳句例

笹漬の樽に塞ぜし夜盗虫/島津城子

夜盗虫いそぎ食ふ口先行す/加藤楸邨

夜盗虫三千世界見て来たる/梶川礼子

夜盗蟲南瓜の苗の闇に来る/山口青邨

正論を生け贄にして夜盗虫/中村浩美

夜盗虫草の悲鳴が聞こえるよ/沖/和子

世の中が腫れぼったくて夜盗蟲/寺井禾青

今死ぬにころころ肥えし夜盗虫/加藤楸邨

夕月に道よぎる夜盗虫むれて/金尾梅の門

夜盗虫掘り出し豆を蒔き添える/倉重鈴夢

徹夜の目天地に夜盗虫見のがさず/北山河

徹夜の眼天地に夜盗虫見のがさず/北山河

月青し道にあふれて夜盗虫/足立原斗南郎

夜盗虫に雨の蕎麦刈り急ぎける/金尾梅の門

更紗もめんを囲むあまたの夜盗虫/長崎静江

甘藷苗をぷつつり切りし夜盗虫/瀧澤伊代次

戸外に寝る猫をにくみて夜盗虫捕り/長谷川かな女

とりとめのない考え夜盗虫をほりだしていた/吉岡禅寺洞