「水虫」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「水虫」について
【表記】水虫
【読み方】みずむし
【ローマ字読み】mizumushi
子季語・関連季語・傍題・類語など
–
季節による分類
・「み」で始まる夏の季語
・「夏の生活」を表す季語
・「三夏」に分類される季語
月ごとの分類
水虫を含む俳句例
水虫にきく薬なし雲の峰/龍岡晋
水虫や客の話へ空答へ/長山順子
小説の冷酷水虫が痒ゆし/棚橋二京
水虫と交誼十年白露とよ/都筑智子
水虫は父の勲章昭和果つ/飯田綾子
水虫を厭ひて跣足一教師/金山有紘
水虫の季節長い文章はだめ/増山美島
水虫の足裏で息し行く故郷/永田耕衣
水虫や昼の花火の空乾き/村上一葉子
蝦夷からの土産水虫薬とは/加藤あさじ
エーゲ海睦みて水虫も灼ける/八木三日女
水虫がほのかに痒しレヴユ見る/富安風生
水虫に爪立つ句敵並べて背高/秋元不死男
水虫や猿を飼うかも知れぬわれ/永田耕衣
水虫を殺す灯当てて職了へし/中戸川朝人
水虫痒く見るデパートの古陶展/皆川盤水
足投げて水虫ひそかなるを病む/皆吉爽雨
水虫や強気の母の泣きどころ/吉川/喜美子
水虫痒しわれならば焼火箸あてむ/加藤かけい
冷ゆる水虫落つるさへもがくさへ/飛鳥田れい無公