「梅雨空」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「梅雨空」について
【表記】梅雨空
【読み方】つゆぞら
【ローマ字読み】tsuyuzora
子季語・関連季語・傍題・類語など
・梅雨の空(つゆのそら:tsuyunosora)
・梅天(ばいてん:baiten_)
・五月空(さつきぞら:satsukizora)
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季節による分類
・「つ」で始まる夏の季語
・「夏の天文」を表す季語
・「仲夏」に分類される季語
月ごとの分類
梅雨空を含む俳句例
梅雨空へ三十六峰雲を吐く/滝青佳
梅雨空や水も昔の色ならず/林原耒井
梅雨空に罅はしらせて雷一つ/相馬遷子
梅雨空のずり落ちて来る馬の尻/石寒太
梅雨空の突っかえ棒の外れ月/高澤良一
梅雨空を押上げのぼる観覧車/中里泰子
送電線無限梅雨ぞら鷺倦めり/宮武寒々
梅雨空と吾子の泣声かぶり病む/吉野義子
痢にこやる妻に梅雨空けふも低し/臼田亞浪
梅雨空となるオルガンの踏みごたへ/奥坂まや
梅雨空や独楽屋の独楽のみな横倒れ/細谷源二
風邪永びく梅雨空垂れておびやかす/河野南畦
日が割る梅雨空洗罐婦に水云ひなりに/磯貝碧蹄館