「髢草」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「髢草」について
【表記】髢草
【読み方】かもじぐさ
【ローマ字読み】kamojigusa
子季語・関連季語・傍題・類語など
・鬘草(かつらぐさ:katsuragusa)
・雛草(ひなくさ:hinakusa)
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季節による分類
・「か」で始まる春の季語
・「春の植物」を表す季語
・「晩春」に分類される季語
月ごとの分類
髢草を含む俳句例
髢草みな結ばれし恐山/堀/文子
萌え出でて雪間~の髢草/片岡奈王
かがんぼの脚踏み外す髢草/高澤良一
かもじ草揺るるは岬の男坂/河野南畦
髢草すげなき仕草うらまるる/岡本伸
久女の墓ひそとありけり髢草/前田和子
見し夢を忘れかねつつ髢草/中尾寿美子
髢草何故か知らんが覚えをり/高澤良一
髢草論語忘れてしまひけり/小田中柑子
髢草鬢よ髱よと結ひしこと/大橋とも江
かもじ草童女に紅き未来あれ/由利ゆきえ
かもじ草道もせに春深みたり/桑尾黒潮子
思ひ出の道みな細しかもじ草/秋元不死男
髢草をとこには手を汚させぬ/津高里永子
髢草編みてはもどらざるあはれ/西本一都