「若緑」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「若緑」について
【表記】若緑
【読み方】わかみどり
【ローマ字読み】wakamidori
子季語・関連季語・傍題・類語など
・松の緑(まつのみどり:matsunomidori)
・初緑(はつみどり:hatsumidori)
・緑立つ(みどりたつ:midoritatsu)
・松の芯(まつのしん:matsunoshin)
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季節による分類
・「わ」で始まる春の季語
・「春の植物」を表す季語
・「晩春」に分類される季語
月ごとの分類
若緑を含む俳句例
飛鳥に軽々座る若緑/大森知子
若緑天上天下皆独尊/阿部宗一郎
誰が為か東京に佇つ若緑/齋藤玄
黒ぼこの松のそだちや若緑/土芳
南風に粉を散す松の若緑/正岡子規
若緑鎌倉の子の異人めき/宮坂静生
たのもしや二尺の松の若緑/正岡子規
海鳴りにはなやぐ岩の若緑/津根元潮
若緑雨の茶会の風情あり/岩下美奈子
風交といふよき名あれ若緑/佐藤鬼房
鴉また物くはへ飛ぶ若緑/大峯あきら
飲めやうたへ神の連理の若緑/上島鬼貫
逝きし子の植ゑし茶の木の若緑/秋山露子