「梅若忌」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「梅若忌」について
【表記】梅若忌
【読み方】うめわかき
【ローマ字読み】umewakaki
子季語・関連季語・傍題・類語など
・梅若祭(うめわかまつり:umewakamatsuri)
・木母寺大念仏(もくぼじだいねんぶつ:mokubojidainembutsu)
・梅若の涙雨(うめわかのなみだあめ:umewakanonamidaame)
・梅若様(うめわかさま:umewakasama)
・梅若ごと(うめわかごと:umewakagoto)
・ことの日(ことのひ:kotonohi)
・こと祭(ことまつり:kotomatsuri_)
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季節による分類
・「う」で始まる春の季語
・「春の行事」を表す季語
・「晩春」に分類される季語
月ごとの分類
梅若忌を含む俳句例
仕る子方あはれに梅若忌/中火臣
梅若の門の柳や初鼓/遠藤はつ/
墨堤にある今昔梅若忌/松本浮木
紙鳶のきれ行く梅若の森/山店/
梅若忌哀しき母の舞を舞ふ/篠原
夕空の水より淡く梅若忌/藤内しづ
河にごり人もすさびぬ梅若忌/林翔
鉦たゝく盲の父や梅若忌/高野素十
川あれば舟ありいまに梅若忌/岡本眸
朝夕に川見し暮らし梅若忌/伊藤絹子
梅若忌とて渡りけり隅田川/野村久雄
梅若忌わすられをりて雨に暮れ/林翔
梅若忌涙雨とはなりにけり/上田素弓
語り傅へ謡ひ傅へて梅若忌/高濱虚子
謡曲をきゝつゝ育ち梅若忌/京極昭子
身の細る話ありけり梅若忌/大牧/梢
鳩齢の眼は濡れ易し梅若忌/富安風生
けふ冴ゆる筑波の藍や梅若忌/野村喜舟
わが母情ひとりいとしむ梅若忌/及川貞
四五人の月夜となりぬ梅若忌/増田龍雨
俳句例:21句目~
指先を耳朶であたため梅若忌/西田/孝
梅若忌夢にも人の会ひがたき/岩田由美
泥こねるやなゐ遊びも梅若忌/富安風生
石投げて水輪たのしむ梅若忌/角川照子
雲載せて止まる水や梅若忌/石田由美枝
梅若忌日も暮れがちの鼓かな/飯田蛇笏
もの言はぬこころの曇り梅若忌/手塚美佐
よこがほの朧に過ぎし梅若忌/鷲谷七菜子
亡娘の声の階にころげて梅若忌/角川照子
大川のほとりに住みて梅若忌/長屋せい子
泣くしぐさ見て美しや梅若忌/小路智壽子
突拍子なき笛続きをり梅若忌/山田みづえ
花の下にわが名を呼ばれ梅若忌/藤村克明
梅若忌残りし母のわれなれば/長谷川久代
橋を行く母子のスキップ梅若忌/菊地美恵子