「嵯峨大念仏」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「嵯峨大念仏」について
【表記】嵯峨大念仏
【読み方】さがのだいねんぶつ
【ローマ字読み】saganodainembutsu
子季語・関連季語・傍題・類語など
・嵯峨念仏(さがねんぶつ:saganembutsu)
・嵯峨大念仏狂言(さがだいねんぶつきょうげん:sagadainembutsukyogen)
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季節による分類
・「さ」で始まる春の季語
・「春の行事」を表す季語
・「晩春」に分類される季語
月ごとの分類
嵯峨大念仏を含む俳句例
一院の小袖の寄進嵯峨念仏/森孝子
嵯峨念仏松に凭り見る花疲/ながし
嵯峨念仏一幕毎に人散りて/平川名潮
嵯峨念仏牛若丸は強かりし/高濱年尾
嵯峨念仏鬼の荒息怺ふなし/西村和子
早鉦に鬼踊り出づ嵯峨念仏/西村和子
土蜘蛛の吐く糸無尽嵯峨念仏/岡本春人
嵯峨念仏楽屋にとどく泥の葱/椹木啓子
松の間の僧の立見や嵯峨念仏/金谷柳青
花の間に嵯峨念仏の舞台見え/福井圭児
寂しくて終りまで観し嵯峨念仏/東野礼子
嵯峨念仏また日が射して終りけり/松本旭
嵯峨念仏鉦と太鼓を一人して/石本かなえ
松の塵しきり降り来ぬ嵯峨念仏/平松葱籠
百僧のなかの沙弥とし嵯峨念仏/毛笠静風
花の雪ちるを知らずに嵯峨念仏/松瀬青々
嵯峨豆腐さげて見てをり嵯峨念仏/福田恵二
見てゐるは里人ばかり嵯峨念仏/五十嵐播水