「渡り漁夫」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「渡り漁夫」について
【表記】渡り漁夫
【読み方】わたりぎょふ
【ローマ字読み】watarigyofu
子季語・関連季語・傍題・類語など
・漁夫募る(ぎょふつのる:gyofutsunoru)
・漁夫来る(ぎょふくる:gyofukuru)
・ヤンシュ来る(やんしゅくる:yanshukuru)
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季節による分類
・「わ」で始まる春の季語
・「春の行事」を表す季語
・「仲春」に分類される季語
月ごとの分類
渡り漁夫を含む俳句例
勝浦へ渡り漁夫来る鮪来る/西畑幸子
渡り漁夫荷に一冊の文庫本/近藤一鴻
喉仏のよく動く日や渡り漁夫/古川塔子
渡り漁夫携帯電話夜な夜なの/菊池志乃
オカリナを吹き二代目の渡り漁夫/小平湖
渡り漁夫宿裏山の夏落葉かな/今井杏太郎
渡漁夫去りし番屋の夏炉守る/太田ミノル
雪充ちて荷ぐるみ黒く渡り漁夫/成田千空
ポケットに御札縫ひこむ渡り漁夫/田中良次
妻を語る網編みためて渡り漁夫/加藤知世子
渡り漁夫おでん屋台を占めにけり/田中敦子
渡り漁夫汽車乗り換の駅に遊ぶ/松原地蔵尊
漁夫渡りゆけり突堤子が跳ねて/村上しゆら
春みぞれ手に受けている渡り漁夫/筒井フサ子
渡り漁夫みな寝て炉の火いきいきと/山田緑光