「二月礼者」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「二月礼者」について
【表記】二月礼者
【読み方】にがつれいじゃ
【ローマ字読み】nigatsureija
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「に」で始まる春の季語
・「春の行事」を表す季語
・「初春」に分類される季語
月ごとの分類
二月礼者を含む俳句例
女弟子伴ひ二月礼者かな/中川朝
虚子館へ二月礼者の如く旅/辻口静夫
それとなく二月礼者の著道楽/後藤夜半
ほのぼのと紅刷き二月礼者かな/林糺苑
久闊を叙しつゝ二月礼者なる/稲畑汀子
二月礼者舞台衣裳のまま来る/棚山波朗
二月礼者鯰の馬穴提げきたる/荏原京子
合格子伴れくる二月礼者かな/田中英子
大土佐の二月礼者に海眩し/浅井青陽子
親しさや二月礼者の郷なまり/宇田都子
道迷ひつゝ来し二月礼者かな/蒲生院鳥
やや地味に二月礼者の装へり/大久保橙青
一力の二月礼者の出入りかな/吉田立冬子
二月礼者見し綿虫のわづかかな/萩原麦草
今年又二月礼者でありしかな/村山よしゑ
出稽古の帰りの二月礼者かな/五所平之助
夕陽子と名乗れる二月礼者かな/小林貴子
父となりし二月礼者の肩に雪/横浜慎太郎
物腰の二月礼者でありにけり/有働清一郎
鎌倉へはるばる二月礼者かな/大場白水郎
俳句例:21句目~
海女らしき二月礼者と行き交す/平井久美子