「果樹植う」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「果樹植う」について
【表記】果樹植う
【読み方】かじゅうう
【ローマ字読み】kajuu
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「か」で始まる春の季語
・「春の生活」を表す季語
・「晩春」に分類される季語
月ごとの分類
果樹植うを含む俳句例
冬雄逝き庭に棗の木を植える/穴井太
東より春は来ると植ゑし梅/高浜虚子
果樹植うや庭隅の土耕して/遠藤ちづる
桃栗三年婆七十歳の柿植うる/菊池志乃
桃植うや晩婚の子の汝が為に/杉山岳陽
桃植うる川のひかりを遠く来て/岡庭正
浦々に蜜柑など植えざんざ降り/穴井太
整然たる桃の植穴明日は晴れむ/張替総史
独り住む娘の植ゑゆきし梅擬/平松/青泉
移し植えて信濃の緋桃三年ごし/松村蒼石
古稀の手でみかん苗植う海霧の中/閑田梅月
川音のあるかなしさや果樹植うる/村沢夏風
ぶどう苗木寸土に植えて子といる日/古沢太穂
富士見ゆる丘のなぞへに果樹植うる/藤田知子