「目貼剥ぐ」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「目貼剥ぐ」について
【表記】目貼剥ぐ
【読み方】めばりはぐ
【ローマ字読み】mebarihagu
子季語・関連季語・傍題・類語など
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季節による分類
・「め」で始まる春の季語
・「春の生活」を表す季語
・「仲春」に分類される季語
月ごとの分類
目貼剥ぐを含む俳句例
新しき目貼貼るため目貼剥ぐ/源鬼彦
目貼剥ぐや四月第一日曜日/二唐空々
目貼剥ぐ小農牛の眼に高し/古舘曹人
前蔵と向き合ふ母屋目貼剥ぐ/手塚美佐
目貼剥ぐチエホフ全集踏台に/火村卓造
農を継ぐ心定まり目貼剥ぐ/竹田はるを
ながらへて恥ある目貼はがしけり/龍岡晋
よき紙の目貼は潔く剥がれ/宮城きよなみ
張合ひのありし暮しの目貼はぐ/高濱虚子
潮の香の風すいすいと目貼剥ぐ/田中田吉
目貼はぐや故里の川鳴りをらむ/村越化石
目貼はぐ海原に藍もどりしと/成田智世子
目貼剥ぐみ仏はなほ厨子ごもり/八染藍子
目貼剥ぐや故里の川鳴りをらむ/村越化石
目貼剥ぐ空のひろさに歌ふ子よ/豊山千蔭
手応えもなく剥されし目貼かな/松田弟花郎
目貼り剥ぎカレンダー剥ぎ閉づ番屋/石川文子
目貼剥ぐ端より洩れくる日の匂ひ/宮本求菩子
童子来よ蚕屋の障子の目貼り剥ぎ/長谷川かな女