「治聾酒」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「治聾酒」について
【表記】治聾酒
【読み方】じろうしゅ
【ローマ字読み】jiroshu
子季語・関連季語・傍題・類語など
–
季節による分類
・「し」で始まる春の季語
・「春の生活」を表す季語
・「仲春」に分類される季語
月ごとの分類
治聾酒を含む俳句例
治聾酒や風に吹るゝ机越し/静春
治聾酒をつぎし盃の静かな/原月舟
治聾酒といふ一盞をまづ母に/角川照子
治聾酒にはじまりすでに深酒に/小澤實
治聾酒の底いさゝかの濁りかな/原月舟
治聾酒の酔あらはれし女かな/小川界禾
勿体をつけ治聾酒を注がせけり/茨木和生
治聾酒の淋しき齢となりにけり/小林康治
治聾酒や静に飲んでうまつかし/村上鬼城
治聾酒を忘れてゐたり一人のむ/内田鳥亭
治聾酒といふもかなしや老の耳/小松崎爽青
治聾酒といふもの信じ杣ぐらし/藤丸東雲子
治聾酒に治懶の効もあるべかり/相生垣瓜人
治聾酒に酔ひかたまけて老母かな/阿波野青畝
治聾酒のこと耳にあり眼にはなし/相生垣瓜人
治聾酒の酔ふほどもなくさめにけり/村上鬼城