「忘れ霜」を使用した俳句についてまとめてみました。
季語「忘れ霜」について
【表記】忘れ霜
【読み方】わすれじも
【ローマ字読み】wasurejimo
子季語・関連季語・傍題・類語など
・晩霜(ばんそう:banso)
・終霜(しゅうそう:shusou)
・霜害(そうがい:sogai)
・名残の霜(なごりのしも:nagorinoshimo)
・別れ霜(わかれじも:wakarejimo)
・霜の別れ(しものわかれ:shimonowakare)
・霜の果(しものはて:shimonohate)
–
季節による分類
・「わ」で始まる春の季語
・「春の天文」を表す季語
・「晩春」に分類される季語
月ごとの分類
忘れ霜を含む俳句例
鶯も元気を直せ忘れ霜/一茶
夜を徹す索引づくり忘れ霜/原裕
柏原足で崩せる忘れ霜/高澤良一
酒甕を傘立代り忘れ霜/石川桂郎
たどるみち桑あは~し忘れ霜/及川貞
忘れ霜忘れし頃に桑の芽に/倉田紘文
梅桃の接穂ちらばり忘れ霜/堀口星眠
古書街のまばらなる灯や忘れ霜/風間圭
埋めもどす古墳の上の忘れ霜/酒井美幸
忘れ霜モノクロ映画に血の騒ぐ/小池溢
忘れ霜一茶に七番日記かな/藤田あけ烏
浮き上がる飛石一つ忘れ霜/内藤千鶴子
鬼房の忌が見え忘れ霜の照り/佐藤鬼房
ながらへてながらへて踏む忘れ霜/水野柿葉